触れ合わないことから
舞踏家を名乗っているにもかかわらず、「踊っているところを見たことがない」とよく言われます。 それもそのはずで、あたくしはおそらく同時代のダンサーに比べて、人前で踊ることが極端に少ないのです。あるいは、常に踊っているともい…
舞踏家を名乗っているにもかかわらず、「踊っているところを見たことがない」とよく言われます。 それもそのはずで、あたくしはおそらく同時代のダンサーに比べて、人前で踊ることが極端に少ないのです。あるいは、常に踊っているともい…
先日、両親から結婚指輪を譲り受けました。 うちは既存の日本の結婚制度に疑問を持つ立場なので法的に籍を入れることは考えていないのですが、ものとしての指輪を前にすると、なにかと訴えてくるものがありますね。 ひとまずサイズ…
まさに「おどること」もそうなのですが、とても小さく、それこそ誰ともつながらない部屋で一人でやるようなことがすごく大きな力を持つし、世界にとって意味があるんだというようなことを伝えていきたい気持ちがあります。 基本的に…
このところ、大人数での会話がとても窮屈だな、と感じるようになりました。 はじめましてのひとと、面と向かってお話しする機会は多いほうだと思うし、交流に際して別段大きな障害があるわけでもない。けれども、大人数などといいつ…
「できる」「できない」という言葉を並べると、「できない」という言葉にはなんとなくネガティブな響きが混じっているような気がします。 でも、あたくしはすごく「できない」ということに惹かれます。できることより、できないことを増…
せんじつ、静岡の笹間というところでおどってきました。 取り扱い作家であるところの坂爪康太郎が山奥の釜で三日三晩火を焚き続けるというので、なんとなくおもしろそうに思っていってみたのでした。坂爪とあたくし、そして写真家の大崎…
ダンスのレッスンなどにいくと、初学者は、よく「もう少し骨盤を立てなさい」とか、「もっと足をまっすぐに」といったことをいわれます。 これは、そのほうが「美し」かったり、おどりとして「優れている」という基準がは…
ちょっと、腰が痛い。 どうして痛いのかというと、年明けに、舞踏家としてここらでもうひとふんばりしようかなどと思いたってしまったがために、からだのトレーニングを再開しているから。まいにち動いていると、痛みとともにからだが動…