「3日でつくる演劇講座」
ゴールデンウィークのあいだに、栃木県を中心に活動されている演劇団体、トッコ演劇工房さんの主催する「3日でつくる演劇講座」にお呼ばれしてきました。
わたくしは自身の所属するインプロ(即興演劇)団体SAL-MANEの講座の一環として、地元の高校生を対象にマスクワークショップを行ってきました。
30名ほどの高校生たちといっしょに、マスクをかぶったりかぶらなかったりしました。
15,6歳の高校生たちにとって、マスク・仮面は非常に大きな存在です。
むかしから、マスクは通過儀礼のなかに大きな存在感を放っていました。
「こども」から「おとな」になるための手助けに、マスクが一役買っていたんです。
アイデンティティが不安定な時期にマスクに出会うことは、自分自身をふりかえるきっかけにも、未来を見据える希望にもなります。
そうした希望がすこしでも芽生えてくれたらうれしいなあとおもいます。
最終日には栃木文化会館のステージをお借りしてショーを行いました。
また、彼らに出会えることを楽しみにしています。
大川原脩平